月が撮れるスマホが凄い!どうも、ピエールちえほん(@chehonz201)です。
ドコモ(docomo)から2019年9月13日より発売が開始された綺麗に月が撮れるスマホ「HUAWEI P30 Pro」は、大人気のLeica(ライカ)クアッドレンズカメラを搭載する話題のカメラスマホとなっています。
海外版発売から約6ヶ月経ち、ようやく国内での発売が開始されます。
そんな、「HUAWEI P30 Pro」の海外版を僕ピエールちえほんが使って感じたメリット・デメリットについてお伝えしていきながら使用感レビューしていきたいと思います。(※メインブログでもHUAWEI P30 Proの実機レビューを行なっているのでこちらも合わせてお楽しみください。)
今回は、メインブログでお伝えできなかった部分にも触れていこうと思います。
「HUAWEI P30 Pro」ってこんな素敵ななんだと感じて貰えれば嬉しい限りです。もちろん、メリット・デメリットを素直にお伝えしていきますので、「あ、自分には合ってないのかも」と感じる場合もあると思います。ぜひ、自分が使う環境に合わせたスマートフォン選びの参考になれば幸いです。
それでは、HUAWEI P30 Proを詳しく見ていきましょう。
HUAWEI P30 Proのスペック・性能
まずは、改めてHUAWEI P30 Proの国内版スペック性能について確認しておきましょう。
機種名 | HUAWEI P30 Pro |
---|---|
CPU | Kirin 980 |
メモリ(RAM) | 6GB |
ストレージ(ROM) | 128GB |
外部ストレージ | NMカードのみ対応:最大256GB |
ディスプレイ(画面)サイズ | 6.5インチ有機ELディスプレイ アスペクト比19.5:9 HDR10対応 FHD+ 解像度(1080 x 2340px) |
メインカメラ | ライカクワッドカメラレンズ搭載 40MP(標準:広角レンズ、f / 1.6絞り、OIS、PDAF、27 mm) 20MP(超広角、f / 2.2絞り、PDAF、16mm) ペリスコープ8MP(望遠、f / 3.4絞り、OIS、PDAF、125mm) HUAWEIタイム飛行時間(TOF)カメラ |
サブカメラ | シングルカメラ(広角) 32MP(f/2.0絞り) |
バッテリー | 4,100mAh |
スピーカー | モノラルスピーカー |
防水 | IP68 |
SIM スロット | Nano SIM |
OS | Android 9.0 |
サイズ | 158×73×8.6mm |
重さ | 192g |
カラー | ブリージングクリスタル ブラック |
その他 | USB Type-C(USB 3.1) ワイヤレス給電対応 おサイフケータイ対応 ワンセグ・フルセグ非対応 |
HUAWEI P30 Proは、ハイエンドモデル仕様です。中でもメインカメラは、他社スマートフォンと比べても最強クラスと断言出来るレベルです。現在国内で発売されているスマートフォンの中では最もカメラが優れていると言っても過言ではありません。
ただし、細かい仕様で気になる部分もあります。例えば、外部ストレージがファーウェイ独自規格のNMカードしか使えません。通常のmicroSDカードは使えないので注意が必要です。また、P20 Proから引き続きイヤホンジャックは非搭載となっています。
メリット・デメリット
それでは、僕がHUAWEI P30 Proを数ヶ月使って感じたメリット・デメリットを以下に並べてみました。
■まじで月が綺麗に撮れる。星も綺麗に撮れる。夜景に強い
■圧倒的に寄れるカメラ。スーパーマクロ撮影はどのスマホカメラよりも寄れる
■純正カメラアプリでも適当に撮影した写真がお洒落で映える
■バッテリー持ちが非常に良い。ハイエンドモデルとは思えないバッテリー持ちで1日中使える
■使いやすい画面内指紋認証が便利で顔認証との併用も使えて良い
■PUBGモバイルなどのゲームも快適に出来ている
■イヤホンジャック非搭載で不満な点もある
■片手操作では若干重く疲れる、また片手操作だと上部に指が届かない
■今後のアップデートがされるかどうか不安
■カメラ切り替えで1倍の次が5倍で寄れすぎてしまい撮りづらい。ワンタッチで2倍が欲しい
■他社スマホに比べるとジェスチャー操作が使いにくい
■カメラ撮影時、P20 Proよりも黄色味が強すぎる時があり不自然なことがある
以上が、HUAWEI P30 Proを使って感じたメリットとデメリットです。それではいくつかピックアップしてご紹介します。
まずは、デメリットから見ていきましょう。
1つ目、カメラ撮影時、P20 Proよりも黄色味が強すぎる時があり不自然なことがある
HUAWEI P30 Proのメインカメラ(広角レンズ)は、スマホでは初となる「RYYB配列のセンサー」を搭載しています。
従来のイメージセンサーは「RGGB配列のセンサー」でG(グリーン)画素をY(イエロー)画素に変更しています。センサーを変えたことにより、「RGGBセンサー」よりも40%多くの光量を取り込むことが出来るようになりました。
要するに、暗所や夜間撮影時でも凄く明るく撮影出来るようになっています。実際、確かに他社スマホでは明るさが足りなくて真っ黒になる場面でもより明るい写真を撮影が出来ます。この点においては、メリットに感じます。ただ、黄色味が強すぎる場面も多々あります。
分かりやすいのが料理撮影時です。
▼AIオフ
▼AIオン
黄色味が強すぎて、美味しそうを超えて不味そうに変わってしまっているような感覚になる写真が撮れます。AIをオフにすると多少マシになるのですが、AIオンだとなかなか黄色味が強い写真が撮れます。また、夜間そこそこ明るさがある場面で写真を撮影して現実よりも明るく撮れるんですが、黄色味が効いた写真になります。
もしかすると好みが分かれるのかもしれません。P20 Proよりも確かに暗所を明るく撮れるものの、ここまでしなくてもと思う写真があるので注意が必要です。
2つ目、カメラ切り替えで1倍の次が5倍で寄れすぎてしまい撮りづらい。ワンタッチで2倍が欲しい
HUAWEI P30 Proのカメラを使っていて地味に一番辛いと思うのが、ズーム2倍へワンタッチで切り替え出来ないことです。P30 Proのカメラ切り替えは、左から超広角⇒1倍⇒5倍⇒10倍となっています。
よく考えて下さい。5倍ズームを使うシーンって多いですか?
僕の場合、最も利用するのが2倍ズームです。1倍の次が5倍ズームでは、寄れすぎてしまうという場面が使っている多くありました。
毎回2倍ズームに合わせて使う場面もあって、ユーザーからするといきなり5倍ではなく、間に2倍があっても良かったんじゃないかと感じています。
3つ目、今後のアップデートがされるかどうか不安
HUAWEI P30 Proのデメリットは、間違いなくアップデートにあると思います。今後、安心して使えるかどうかの基準となるアップデートですが、ファーウェイ問題が勃発してからというものあまり良い報告がなく、次期新型は独自OSを搭載すると伝えられています。
そんな状況下で、間違いなくアップデートが来るという保証がないのはユーザー側からすると不安になります。
一応、現在発売されている機種+HUAWEI P30 ProへのOSアップデートやGoogle Playストアの利用などは、Googleが提供するサービスは問題なく利用出来るようになっていますが、一時はそれすら出来ない可能性もあったことを考えると状況がどうなるのか不安に感じるのも至極当然です。
次に、メリットから見ていきましょう。
1つ目、圧倒的に寄れるカメラ。スーパーマクロ撮影はどのスマホカメラよりも寄れる
HUAWEI P30 Proは望遠カメラが注目されがちですが、スーパーマクロが凄いんです。いや、ホント凄いです。
Xperia 1やiPhone XS、Galaxy S10では寄りすぎてボケてしまう場面もHUAWEI P30 Proはサラッとピントを合わせて寄れた写真が撮れます。
ブツ撮りとか、接写撮影を良くする方であれば十分役立つカメラです。実際、僕自身一眼レフカメラでは寄れない場面には、HUAWEI P30 Proを使ったりしています。一眼レフであればレンズを変えて対応することも出来るんですが、毎回変えるのも大変でP30 Proを取り出して撮影した方が早いです。
HUAWEI P30 Proを購入したら、真っ先に月を撮影したくなると思うので月を撮影したら次は接写撮影も試してみてください。驚きの写真が撮れるはずです。
2つ目、バッテリー持ちが非常に良い。ハイエンドモデルとは思えないバッテリー持ちで1日中使える
HUAWEI P30 Proは、バッテリー持ちが凄い。十分1日中使い続けられます。どれだけ高性能で、カメラが良くても1日中使えなのであればお話になりません。
数ヶ月使ってきて感じるのは、一度も使っていてバッテリー持ちを不安に感じたことがありません。むしろ、iPhone XS Maxのバッテリーの減りが速いのでよくHUAWEI P30 Proから給電してあげることがあります。
とりあえず、一般的な使用方法ならHUAWEI P30 Proを使ってバッテリー持ちに不満を持つことはないでしょう。
3つ目、まじで月が綺麗に撮れる。星も綺麗に撮れる。夜景に強い
カメラの話題ばかりになってしまいますが、HUAWEI P30 Proってカメラが良いんです。なんだかんだ言って一番驚いたのは、やっぱり月が撮れることです。
OPPOからも月が撮れるスマホが発売されていますが、現状より綺麗に撮れるのはHUAWEI P30 Proの望遠カメラです。また夜景にも引き続き強く、白飛びしそうな場面でも白飛びを抑えて撮影が出来ます。
何が凄いかって、誰でも簡単に撮れることです。例えば、月はオート撮影で綺麗に撮れます。シャッタースピードの調整、ISO感度をイジる必要なんてありません。スマホを月に向かって向けてゆっくりズームをしてあげるだけです。是非、HUAWEI P30 Proを使ってみてください。きっとあなたのスマホカメラの常識を変えてくれるはずです。
これから国内版を買う人へ!海外版との違い
HUAWEI P30 Proの国内版と海外版で何が違うのか以下にまとめてみました。これから買われる方の参考になれば幸いです。
■国内版には、海外版にはないおサイフケータイが搭載されている
■バッテリー容量がわずかに違う。海外版は4,200mAh、国内版は4,100mAhに変更されている
■国内版の方が国内での修理サポート等が手厚い
■海外版は、国内版より半年前に発売されているので価格が安い
以上が、HUAWEI P30 Proの国内版と海外版の主な違いになっています。
個人的に注意してもらいたいのが、おサイフケータイの有無と技適マークについてです。海外版は、約半年前に発売されているので価格は発売当初から考えるとかなり下がりました。しかし、海外版では修理サポートの受けづらさや技適マークがないなど、国内での使用について不便な点があります。
またおサイフケータイ必須と考えている方は、海外版では使えないので必ず国内版の購入をおすすめします。
実際どうなのか
カメラ好きなら、買って損はない一台です。
HUAWEI P30 Proのカメラは改めて凄いと感じています。数ヶ月使ってきて、ふと使うカメラはP30 Proが凄く多いです。幅広いシーンに対応してくれて、他のスマホでは撮れないシーンもカバーしてくれています。
確かに、撮れる写真に癖がある時もありますが、個人的には総合的には十分最強クラスのスマホカメラだと感じました。
例えば、HUAWEI P9やHUAWEI P10シリーズ、HUAWEI Mate10 Proを使われている方の乗り換え先としては、最適です。スペック性能の向上、カメラ性能の進化を肌で体感してもらえると思います。
ただHUAWEI P20 Proからの乗り換えについては、撮れる写真の好みにもよるかもしれません。基本的なスペック自体は底上げされていますが、そもそもP20 Proもまだまだ現役で戦えるスマホです。ただ、望遠カメラについては非常に魅力的なので、使ってみたいなら乗り換えるのもありだと思います。
非常に素晴らしいスマホだけに発売がここまで遅れてしまったのは残念ですが、実際凄いスマホです。是非、一度手にとって体感してみてください。
もしHUAWEI P30 Proがもっと知りたくなったら実機レビューも見てみてください。きっと、欲しくなると思います。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。